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最終更新日 2024年 3月15日
整体師 たかはしよう

産後の腰痛

● 実は間違っている!?腰痛の原因

産後腰痛の原因は、
骨盤が開いたり歪んだりしたせい
ではないんです!

産後、多くの方が悩まされる腰痛。

その原因についてよく言われるのが、出産によって骨盤が開いてしまったからとか、分娩で骨盤が歪んでしまったからといったことです。 果たして本当にそうなのでしょうか?

産後の腰痛

妊娠した女性の骨盤は、出産に向けて『リラキシン』というホルモンの影響でガチッと支えられていたものがゆるみます。

骨盤は上半身と下半身の境界にあるので、普段は上半身を支え、かつ下半身から衝撃を吸収しているのですが、その支えが緩んでしまうので、代わりにまわりの筋肉・筋膜がしっかり支えようと頑張ってしまいます。

それがやがて筋肉疲労となり、腰に余計な負荷がかかり腰痛の要因になることがあります。

それは決して、骨盤が開いたとか歪んだからということではありません。

それなので、骨盤が開いたから施術で閉じるようにしてみたり、歪んだから歪みを矯正してみたりしたところで、腰痛が改善するわけではないのです。

例えそのような施術で改善したとしても、それは骨盤の開きや歪み云々ではなく、施術の中で筋肉・筋膜の動きを活性化したことによる痛みの軽減です。



● 巷では、間違った情報だらけ

よ~く考えてみてください!

ネットで検索されたサイトを見てみると、その多くのサイトには『産後の腰痛』の原因が“骨盤の歪み”などと書いてあります。


“ゆがみ”ですって・・・。
何かおかしいと思いませんか??


骨盤がゆがむと腰が痛くなるの??
骨盤が痛いんじゃなくて??
・・・・・なんで!?・・・・・


そう。その理由がちゃんと書いてないんです。多くのサイトでは。

骨盤の歪みが腰痛の原因になるって、その理由が、その関係性が書いてないんです。


歪みが痛みを引き起こすなら、背骨が歪んでる側湾症の人は体じゅう痛いの??

ヒジ関節骨折して曲がってくっついたりしたら、ずっと肩や首が痛いの??


ちなみに私は、顔を鏡で見るとアゴが左右対称じゃなく歪んでズレているので、いつも顔中が痛い・・・わけないです!!

顔もアゴも首も痛くないです・・・。

つまり、必ずしも骨格の歪みが痛みを引き起こすとは限らないんですよ。

なのに、どこもかしこも、産後はみんなが出産で骨盤が開いたり歪んだりして腰痛になるみたいに書いてあるし、その因果関係もあいまいです。


骨盤 女性

あともう一つ多いのが、骨盤の「ゆがみ」なのか「開き」なのか「ゆるみ」なのか、それもあいまいです。これらはそれぞれまったく違います。

歪みが原因とか言いながら、いつの間にかゆるみの話になっていたり、ゆるむと必ず歪むみたいに書いてあったり、いい加減です。


また、骨盤がゆるむことにより恥骨や仙腸関節がズレて(あるいは離れて)という治療家もいますが、これは『産後の腰痛』とは別です。

恥骨だったり仙腸関節だったり、骨盤そのものに痛みが出ますので(まれに恥骨離開やら仙腸関節炎という、分娩による一種のケガをされる人もいますが、 これは相当痛く、1ヶ月くらいはまともに歩けません)、腰が重いとか中腰姿勢が辛いというのとは違います。


産後の腰痛は、骨盤の開きや歪みが原因なのではなく、はたまた出産のために緩んだ骨盤を支えることによる筋肉疲労以外に、もっと産後腰痛の要因になっていることがあるんです!


もったいぶるのはこのくらいにして、そろそろ『産後の腰痛』の本当の原因を解説しましょう。



● 産後腰痛のメカニズム

産後の腰痛について、今まで数多くの産後のお母さんを施術してきて、そのほとんどの方に共通していることがあります。

下の妊婦さんの写真を見てください。

妊婦 姿勢

お腹が大きくなってくると、それを支えようと自然に腰を反って腰に寄りかかるような姿勢になってしまいます。 それから何ヶ月もの間、ずーっとその姿勢で過ごしているわけです。

やがて出産を向かえ、ある日突然お腹から赤ちゃんがいなくなってしまうのですが、お母さんは反り腰姿勢のまま変わらず。 今度は産まれてきた赤ちゃんを日々抱っこする生活に。

産後 姿勢

さらにまた何ヶ月(何年?)もの間、ずーっと抱っこで腰を反り続け・・・


もうお分かりですね!


産後の腰痛は、実はこの「腰に寄りかかった姿勢」に原因があるんです!


この反り腰姿勢により、骨盤が前に傾いて出っ尻状態になったり、股関節部分が広がってヒップラインに幅が出て、産前履いていたデニムが入らなくなったりします。

それは別に骨盤が開いたり広がったわけでも、歪んだりしたわけでもないんですね。


いつまでも腰に負担のかかる状態を続け、身体のバランスが崩れてしまうために腰以外の他のいろいろな場所(恥骨や股関節はもちろん、背中や肩・首にまで)に余計な負荷がかかります。

加えて、先ほど説明した“骨盤のゆるみ”による筋肉・筋膜への負荷、さらには骨盤内部の骨盤底筋群という筋肉の筋力低下も加わることで筋肉疲労を起こし、 いつまでも改善しない産後の腰痛に悩まされてしまうのです。

だから、普通に経膣分娩であっても帝王切開であっても、このような姿勢を取り続けるのは同じなので、同じように腰痛やら恥骨痛になることに変わりはありません。


これが『産後の腰痛』の原因なんです!


当院は、そんな「産後の腰痛改善」を得意としています。
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